拒食症だった当時
高校生だった私は母にお願いして
小さな小さなお弁当を作ってもらっていました
大人だったら3口位で食べ終わる量の小さなお弁当
私にとって
食べる事は醜くなる事
食欲がある自分は獣だと感じていました
食べる事は嫌悪でしかなかったのです
こんな自分は食べたらもっと醜くなって嫌われてしまう、批判されてしまう、笑われてしまう
ガリガリに痩せていく私の異常な言動に
母はどうしていいのかわからず
それでも私の希望通り、油とお肉とお砂糖を使わない少量の小さなお弁当を毎日作ってくれました
そんな小さなお弁当ですら全部食べる事ができず、ご飯は必ず残していたのです
それでもなんとか私に食べさせようと毎日色々工夫してくれました
その時によく作ってくれたのが
コンニャクとタラコを醤油で炒めたものです
カロリーが低く太る心配が少なく美味しかったので何度も母にリクエストした記憶があります。
ヨコ爺さんのblogを見て思い出しました
懐かしいです、なんだか嬉しいです
ヨコ爺さんがつくれぽされた
結真は道産子♪さんのレシピ
ヨコ爺さん、画像をお借りしましたm(_ _)m
今は純粋に
低カロリーとか体いいとか全く関係なく
このつくれぽを見て
美味しそう、食べてみたいな作ってみたいなって思います。
そんなふうに変われた自分をCOOKPADにレシピを投稿して改めて感じる事ができました。
当時食べる事を嫌悪しながら
でも本当はお母さんのお弁当お腹いっぱい食べたかった
お母さんの作ったミートボールや唐揚げやおにぎりをいっぱい食べたかった
もう叶わないけど。
拒食症と摂食障害を克服して
今度は私が作ったお料理を食べてもらえる事で
叶わなかった夢を
食べてくれた人を通して感じる事ができて幸せです
レシピを見てくれた人、作ってくれた人、お母さん
ありがとうーーー
拒食症や摂食障害は
母と子の関係性や自己肯定感の問題等、
世間で言われている原因だけではなく様々な要因が複雑に絡み合って発症する病気です
思春期のホルモンバランスの揺らぎや恋愛した時のホルモンバランスの揺らぎがその人の潜在的な因子に火をつけてしまうとも思います。
ただやはり今の世の中
太ってはいけない、ダイエットは正義
綺麗でなくてはいけない
老化は悪、アンチエイジングは正義
結婚恋愛至上主義
今この価値観が続いていく限り拒食症や摂食障害という病は無くならないのかもしれないなと思うのです
昔の私のように苦しんでいる人が沢山いる
誰にも言えず一人で苦しんでいる人がいる
どうかあきらめないで欲しい
必ず克服できるから
長くなってしまいました
おやすみなさい~